僕ヤバ最終話

僕ヤバ2期最終話、

 

叫んだ自分がいた。

自分が”だいすき”って言葉であ”あ”ってなるようにプログラムされてたんだって驚いている自分がいた。

直接言われたらドキッとした。
これが恋なのか?

これで終わりが確かにきれいだけど、喪失感がどっと来てしまった。。

 

あと、海外人気がすごかったという部分で、

自分が思っていたことを

キーアニメーター前田園子氏が言及していた。

氷菓が県立高校の文化部の雰囲気をとても正確に表現していると思っていたが、

同じようにこの作品の公立中学校の描写は非常に正確だと感じた。なんで東京が舞台なのに公立中学校なんだろうってうっすら思って読んでいたら中学受験を落ちたエピソードがあってそれは都市部の中学生が共有しているセンチメンタルで、原作は視野が広いなと。保護者目線もけっこうあって。

海外の人に、公立中学校を説明する際にこんなアニメの感じって説明に使えそう。

これは良い文化の輸出だなと。

 

海外で評価された部分として脚本がいいということがあるんじゃないかなと。

 

自分がこの脚本がすごいと思った(原作の独立した複数エピソードを時系列組み替えながら、あ、この幼少期があってこうなんだって繋がったストーリーに再構築していた)1期第9話からランキングも上がっていて、海外の人はよく観ていると思いました。

英語版の漫画が一年遅れと、原作が無い中で、フィルター無しで純粋なアニメの作品性で評価している?

 

ただ、脚本ガチってる海外ではこういうアニメは生まれていないから、
気楽に見た方がいいなと自戒します。

 

ただ実写邦画、お前は脚本ガチんなきゃダメ

 

オッペンハイマー感想

今週末は僕ヤバと、オッペンハイマーとかコンテンツに恵まれていて、

まずオッペンハイマーを観てきました。非常にいい映画だったと思います。

 

アカデミー賞の作品賞で候補作となっている作品の中でも、キラーズオブザフラワームーンもめちゃよかったんですけど、抜けていたと思います

日本公開が遅れたので、待てなくて、脚本を購入して読了したうえで視聴したのですが、脚本を読んだ上でトリニティ実験のシーンをハリウッド最強の集団がエンタメとして美味しく仕上げてしまうのだろうなと思っていたし、正直それは了解していたのですが、その部分は意外にも抑制されていて、むしろ狂喜乱舞する群衆の方をブーストしていたのが印象的で、ノーランは外さないなと。。

思想に染まっているシーンというのもちゃんと、一歩引いて「あ、この人は思想に染まっているんだな」と受け取れるように描写していて、ノーラン監督はメタ視点みたいな持ってるなと思いました。

 

でも脚本もよくて、一人称(珍しいことなんだと読んだ後に知る)小説のように読めて、ラストの世界を壊すことの重大さの描写は本の方が愕然としました。ケネディの名前出たとき、アメリカ人でもないのに沸いた自分が居ました。。

 

腕のある映画監督の映画は、3時間あっても苦じゃないですね。

 

あと、観ててmartyrっていう英単語がマーダーって発音するのに気づくことができたのでよかった!()murderかと思ったけど、それとも発音が異なるという。。

youtu.be

僕の心のヤバいやつ

僕の心のヤバいやつ、2期が海外ランキング1クールスイープまであと一週なので、

1期もう一回見返しました。

脚本ほんとにいい。殺人衝動で始まった第一話に対して、

12話でケリをつけてるのに改めて気が付いて、ほんとにきれいだなと。

そして、お菓子を出して、このシーズンを特徴づけた要素を絡めているの

見返してやっとわかりました。

Whisper で英語CC字幕を作成するバッチファイルをつくれた

今まで英語CC字幕で英語勉強していて、英語アニメにCC字幕がついているか 血眼になって探していたりしたのですが、今の時代、なければ作るができるらしく、

Whisperを用いてCC字幕を当てることができるらしいという情報を発見(5chの英語板) したので試してみました。 かなり実用的でCPUでも動くということ感動しました。

ただ、ライブラリが出力するSRTファイルを元のMP4にmuxするという一連の動作を さらにバッチ処理するところまでできないと 実用上意味がないなと思ったのですが、

そうだ、Claudeに聞けばいいんだってエウレカ体験しまして、

Claude3(Opus)に尋ねて、 Whisperの処理をするpyファイルがいままではコードに直書きだったのですが、 「バッチ処理に使いたいから動画ファイルの引数を受け取ってそれに対して処理するようにして」 などの質問を理解してくれて まずこんなpyファイルになりました

import sys
import stable_whisper

# Check if the MP4 file name is provided as an argument
if len(sys.argv) < 2:
    print("Please provide the MP4 file name as an argument.")
    sys.exit(1)

# Get the MP4 file name from the command-line argument
mp4_file = sys.argv[1]

# Load the Whisper model
model = stable_whisper.load_model('large-v2', device='cpu')

# Transcribe the MP4 file
results = model.transcribe(mp4_file, language='en')

# Specify the fixed SRT file name
srt_file = "temp.srt"

# Convert the transcription results to SRT format
stable_whisper.result_to_srt_vtt(results, srt_file, word_level=False)

このファイルを回すpowershellファイル、が以下のようになりました。

# Specify the name of the test.py script
$testScript = "test.py"

# Get all MP4 files in the current directory
$inputMP4Files = Get-ChildItem -Filter "*.mp4"

# Process each MP4 file
foreach ($inputMP4 in $inputMP4Files) {
    # Get the base name of the input MP4 file (without extension)
    $baseName = $inputMP4.BaseName

    # Specify the name of the exported SRT file
    $exportedSRT = "temp.srt"

    # Specify the name of the output MP4 file with the muxed SRT
    $outputMP4 = "$baseName`_muxed.mp4"

    # Run the test.py script with the input MP4 file
    python $testScript $inputMP4

    # Check if the exported SRT file exists
    if (Test-Path $exportedSRT) {
        # Mux the input MP4 file with the exported SRT file using FFmpeg
        ffmpeg -i $inputMP4 -i $exportedSRT -c copy -c:s mov_text $outputMP4

        Write-Host "Muxing completed for $inputMP4. Output file: $outputMP4"

        # Delete the temporary SRT file
        Remove-Item $exportedSRT
    } else {
        Write-Host "Exported SRT file not found for $inputMP4."
    }
}

やってみたら動いて、ほんとにこんなじだいになってしまったんだなぁと感嘆しました。 もちろん、新しいライブラリということで最初の使い方はAIも知らないので 入れてあげないといけないのですがそれでもすごいなと思います。

おまけに、powershellスクリプト実行制限まで言及してくれて、よく読んでなくて動かなかったんですけど、 そこ直したら動くというすごい”介護プログラミング”ができて面白かったです。

あらかじめ躓くポイントも手順に含めてくれる気の利きよう

英訳版「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」が日本のアマゾンで予約できるように

ジェイ・ルービンによって新訳された世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドが日本のアマゾンで予約できるようになっていてうれしかったです。ちょうど英語学習のために旧訳の方を読んでいて誤訳に気づいていたところだったのと、訳者によってどう変わるのかが確かめられる機会だなとおもって予約しました。8月発売。期待。

 

https://amzn.asia/d/0zeJfF5

Claude3とChatGPT4を個人的な質問で比較

英訳版「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」中で誤訳だと思った箇所があったのでChatGPT4とClaude3に対して同じ質問をしてみた。

Claude3は誤訳があるかという質問にyes/noで答えていて、指示にちゃんと応答している印象

 

ChatGPT4による結果

Claude3による回答

他方、日英翻訳で最も手間暇かけて翻訳されている文章は何か?と聞いてみたら、

chatGPTは複数作品を列挙してくれたけど、claude3は源氏物語しか挙げてくれなかった。

 

質問2:ChatGPT4による回答

質問2:ChatGPT4による回答

 

日本語で聞いたときはどちらも、法律文書、国際条約が慎重に翻訳されているという一般論でしか答えがかえってこないので、英語の方が性能がいいと感じた。

 

また、Claude3 の各モード(Opus, Sonnet, Haiku)の回答は以下のようになった
Haikuのみ誤訳は見つからないという結果になった。

 

Claude3(Opus)

Claude3(Sonnet)

Claude3(Haiku)

 

英訳版『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』中の誤訳

今日は、

村上春樹世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの英語版を読んでいたら誤訳を見つけられてちょっとうれしかった。

 

耳打ちするをbox my earsと訳していたけど、耳打ちはwhisperの意味で、box something earsにそういう意味はなさそうなので、おそらく誤訳だなと。

 

日本語が、

『私以外の観客は誰もそのダムの壁にうつった水流の影が実は私の影であることに気づいてはいないようだった。私のとなりには兄が座っていたのだが、彼もそれが私の影であることには気づいていなかった。もし気づいていたとしたら、彼は絶対にそのことを私に耳打ちしていたはずだ。なにしろ映画を見ながらうるさいくらい耳打ちする兄だったのだから。』

のところを英語版(アルフレッド・バーンバウム訳版)では

"No one in the audience realizes that the shadow is really my shadow. My older brother, sitting next to me, doesn't notice either. If he had, he wouldn't miss the opportunity to box my ears. He's that kind of brother."

 

気付いた後に、

関連情報を調べていたら英語版でジェイ・ルービンによる新訳が今年の12月に出るらしい(イギリスのアマゾンだと8月?)と気づいたので、

ちょっと、そこの部分どうなっているか楽しみです。

https://amzn.asia/d/9LYganB